「リアルを語ろう」シリーズ(12)
悩みについて
どれほど悩んでも解決しないなら、 その悩みは忘れた方がいいな。
なぜなら、悩んだだけで解決できる悩みは、この世に存在しないから。
「悩み」には二種類ある。
ひとつは、「選択して決断し、具体的な行動で対処できる悩み」だ。
これは、「最善を尽くした」と思えれば消えるだろうから、
「悩み」というより「迷い」といったほうが正確だろう。
もうひとつは、「奇跡でも起こらない限り解決しない悩み」だ。
失った愛する人と、もう一度会いたいのに会えない...。
あの時なぜあんなことをしたのだろう...。
これらは、決して取り戻すことのできない「悲しみ」や「後悔」だ。
だから、これらを「悩み」だと誤解していると、自分で自分を憐れみ、
他人を妬み、心の中がネガティブな想いで満たされてゆく。
それはとても危険なことだ。
そういう種類の「悩み」を抱えているなら、扱い方を教えよう。
心の中に「箱」を想像しよう。
悩みを箱の中に入れてふたを閉めたら、鍵をかけるんだ。
鍵は心の音声認識装置を備えた最新型だから、
パスワードを唱えると、箱のふたが開く。
「悲しみ」や「後悔」を容易に忘れることは難しいだろう。
だから、普段は心の片隅の箱に仕舞っておいて、忘れよう。
でもそれは、消し去ることではないし、そうする必要もない。
ときどき取り出して、泣いてもいいと思う。
けれど、その「悲しみ」や「後悔」を心の箱から取り出す前には、
必ずパスワードを唱えるんだ。
パスワードは、「ジブンハマケナイ」とか「ナントカナルサ」が良いと思う。

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