プロになる前の作品
流されて
作詞/作曲:児嶋 隆
彷徨うように流されてゆく
時間の河に身を委ね
飾ったままの昨日の夢が
いつか錆びて風に舞う
見知らぬ街角...
君のいない部屋...
凍りついた僕の影...
求めるものもわからないまま
いつか愛さえ枯れるのか
あてもないまま歩き続けて
遥か夢の蜃気楼
乾く溜息...
モノクロの砂漠...
砂の波間に溺れる...
愛のないまま...
夢のないまま...
人の言うまま...
時間のなすがまま...
Ah...
ひと言
この詞は、おそらく大学入学頃に書いたものだと思う。一人暮らしを始め、一緒にバンドを組む仲間も見つからず、予備校時代につきあっていた彼女にも「遠くて会えないから」という理由で振られた頃だ。今なら「その程度のことで」と思うけれど、不思議とこの作品が、僕の現在の心境にいちばん近い。違うのは、当時はまだ「希望」があり、哀しみも歌にする気力があったということだ。今の僕は、当時では買えなかった高価なギターを所有しているけれど、それを弾く気力さえない。

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