雑記
理由なき不安

 

菜種梅雨と云うのだろう。
昨日から雨だ。

昨日の夕方、猛烈な不安に襲われた。
胸の中に、溶けた鉛が染み込んでゆくような感じだ。

不安の「原因」を考えてみたけれど、
大きなことでは、家族が皆亡くなってしまったことから、仕事上のトラブル、
小さなことでは愛用のシャンプーがなくなりかけていることまで、
数え上げたら切りがない。

けれども、亡くなった家族は決して戻ってくることはないし、
仕事上のトラブルは人間関係に関することではなく、
技術的なトラブルなので、手順をきちんと踏めば解決可能な問題だから
不安の原因にはほど遠い。
いわんや、シャンプーなんて買えば済むことだ。
だから、「理由なき不安」ということだ。

理由はないとわかっているのに、不安は治まらなかった。
強いて云うなら、「自分がひとり生きて存在していることの不安」
とでも云えば良いのか・・・。

わからない。

けれど不安は胸に確固として存在した。
僕はその「理由なき不安」を、抗不安剤を飲んで何とか押さえ込んだ。

 

 

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