手紙 - 2006 -

 

あけましておめでとう。
また1年過ぎました。

今年の冬は20年ぶりの寒い冬だそうです。
でも、僕にとって冬は、
親父が亡くなった年の冬から、ずっと変わらず寒いままです。

淋しさをやり過ごすため、大晦日はひとりで痛飲しました。
元旦の明け方、飲み過ぎた気持ち悪さで目を覚まし、
水と胃腸薬を飲むくらいに。
そんなことで癒されるはずもないことはわかっているのに。

僕の心は氷河のようです。
凍りついたまま、けれど、河口に向かって
1年に数センチずつ移動してゆく。
そんな、ほんの微かな希望だけを頼りに生活しています。

去年、ひとつだけ嬉しいことがありました。
それは、高校時代に親友だったO君が作曲した曲に
詞を書いたことです。
上手く行けば今年中に、ミュージカル俳優のSさんの唄で
CD化される予定です。

つらかったことは、数え上げたら切りがないので、
忘れることにしました。

また今年1年、そしてふたりに再び巡り会える日まで、
どうか僕のことを空の上から見守っていてください。

また手紙を書きます。

 

 

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